高濃度廃水の凝集処理が難しい理由
初詣、イルミネーション、満員電車
自由に動くのは難しい⋯今日はそんなお話です!?
高濃度廃水処理の注意点
SS(浮遊物質量)の濃度が高い廃水の処理がうまくいかない。
そんなときはどうしたらいいのでしょうか?
まずは凝集処理における挙動(動き方)について知っておくといいかもしれません。
※今日は少しだけ難しい話です。
1.凝結(一次凝集)と凝集(二次凝集)
この話が高濃度廃水のポイントです。
凝結とは一次凝集のことを指し、浮遊した粒子同士をくっつけて小さな粒子(基礎フロック)にする作用です。
凝結ができたときの挙動としては、浮遊する粒子が減少し、沈殿後の上水はきれいになっていることが多いです。
但し、粒子サイズが小さいために、沈降速度がゆっくりであることが多いです。
凝集は凝結した粒子同士を集めて大きな物体とするイメージです。
水中の汚れを網や袋で回収する工程といったほうがイメージしやすいですかね?
回収したもの同士はひとつの大きな塊となるので、重さが増えて沈む速度が早くなります。
一方で、一つ一つがしっかりとした塊となり、密着しにくいのでカサが増える傾向にあります。
いきなり二次凝集させればいいのでは?と思うこともありますが、一次凝集をしておかないと、電荷の影響により粒子同士が分散しようとしてうまく凝集が進まないこともありますので、それぞれの効果は大切に!ということで。
2.高濃度廃水への影響
高濃度廃水でSSがなかなか沈まないものに対して、凝結、凝集の効果が見られるのか?
凝結は時間をかけるとはっきりと見えてきます。
凝集はちょっと厳しいこともあり。
先ほど凝集効果の説明で「カサが増える」と書きました通り、凝集効果を発揮させるためにはそれなりのスペースが必要です。
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自由に動くのは難しいですよね。それは凝集効果を発揮させるためのスペースがないことを指します。
水分中にスペースがないと凝集効果が働きにくく、凝結効果のみ多少働くようなことがあります。
「凝集効果を発揮させる=スペースを作る」ということで、希釈(水を足す)することで一気に凝集反応が進む場合はまさにこの状況で、高濃度排水処理が難しい理由になります。
時間をおいて沈降速度が上がっているか
上水がきれいになっているか
希釈して凝集がしっかり進むか
このあたりを見ていくと、高濃度廃水に凝集剤が効いているかが分かるようになってきます。
ぜひ頭の片隅にでも入れておいてください!
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