凝集剤とは?|役割・種類・実績・粉体凝集剤のおすすめ

2025-09-10

凝集剤とは?

「凝集剤とは何なのか?」「どんな目的で使われるのか?」
排水処理や濁水処理の現場では欠かせない存在ですが、初めての方にはイメージがつきにくいかもしれません。

この記事では、凝集剤の基本から種類・役割・実績までをわかりやすく解説します。
また、初めての方におすすめできる「粉体凝集剤」についても紹介します。


凝集剤とは?

凝集剤とは、水中に含まれる細かな汚れ(SS:浮遊物質)、油分、有機物などを集めて(凝集させて)沈めるための薬品です。
処理後の水をきれいにし、環境基準を守った排水や再利用を可能にします。


凝集剤の役割

凝集剤にはいくつかのタイプがあり、それぞれ役割が異なります。

  • PAC(ポリ塩化アルミニウム)、硫酸アルミニウム
     水中の汚れを中和しやすい状態にし、凝集のきっかけをつくる「無機系凝集剤」
  • 高分子凝集剤
     できたフロック(汚れの塊)をさらに大きくまとめ、沈みやすくする「補助的な凝集剤」

一般的な処理では、これらを組み合わせて使うことが多いです。


凝集剤の種類

凝集剤は大きく分けて2つです。

  • 液体凝集剤
     PACや硫酸バンドなど。大規模処理や連続処理に向いており、自動投入設備との相性が良い。
  • 粉体凝集剤
     水澄まいる、オイルフロックなど。1剤で処理が完結できるものがあり、試験や小規模処理に適している。

どんな水の処理実績がある?

  • 建設現場の濁水処理
  • コンクリート排水・切削水処理
  • 工場排水(食品・金属・化学)
  • 油分を含む排水の処理

多くの現場で凝集剤が利用され、処理水の再利用や産廃削減に役立っています。


初めての方には粉体凝集剤がおすすめ

粉体凝集剤は、1剤で凝集処理とpH調整ができるため、大掛かりな設備がなくても簡単に使えます。

  • バケツや一斗缶などでも処理できる
  • 持ち運びが便利で場所を選ばない
  • 廃棄物量を抑えやすく、コスト面でもメリットがある

  もちろん向き不向きがあるため、現場状況によって液体凝集剤と使い分けることが大切です。

弊社で取り扱っているのは、無機系の粉末凝集剤
1剤で処理が完結するため、場所や大型設備が不要で、初めての方にも安心してお試しいただけます。


もっと知りたい方へ

凝集剤についてさらに詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

まとめ

  • 凝集剤とは、水の汚れをまとめて沈める薬剤
  • PACや硫酸アルミニウムは中和・初期凝集、高分子は補助役割
  • 種類は液体と粉体があり、それぞれにメリットがある
  • 初めての方には、簡単に扱える「粉体凝集剤」がおすすめ