凝集物のろ過には「ろ布」がおすすめ
凝集処理を行った後に発生する凝集物(スラッジ)と水を分離する工程では、さまざまなろ過資材が使われますが、「ろ布」は高いろ過精度と再利用性を兼ね備えた選択肢として非常に有効です。
ろ布は、適切に洗浄・管理することで繰り返し使用でき、使い捨て資材と比べて長期的に見たときのランニングコストを大幅に抑えることができます。また、処理後の水の透明度も高く、環境放流や再利用を前提とした工程においても安心して使うことができます。
この記事ではろ布を効果的に使うための方法と、他のろ過方法の違いについて簡単にまとめたものを掲載しております。
■ ろ布を再利用するための工夫と注意点
ろ布は使い捨てではなく、洗浄・保管の工夫によって10回〜50回程度の再利用が可能です。ただし、凝集物が乾いてから洗浄すると目詰まりしやすくなるため、使用後はすぐに水洗いすることをおすすめします。
また、破れや繊維の劣化がある場合は早めに交換し、保管時には折り目や変形を防ぐように平らに干す、通気の良い場所に置くなどするとより長く利用できます。。
■ 他のろ過手段との比較(ろ布との違い)
凝集処理の現場では、ろ布のほかにもさまざまなろ過資材が使われます。それぞれに特徴があるため、処理量・ろ過精度・コスト・作業性のバランスを見て選定することが重要です。
ろ過方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ろ布 | 高精度/繰り返し使用可能 | 初期費用がやや高め/洗浄や保管に手間がかかる |
不織布フィルター | 安価で柔軟な形状対応/一時対応が可能 | 破れやすく再利用不可/大量処理には不向き |
ろ過材(砂・炭など) | 継続的なろ過が可能/装置として安定 | 凝集物による目詰まりリスクが高く、精度が粗い |
フレコンバッグ | 大量スラッジ処理と運搬を同時に実現 | 透水性が低く、処理効率がやや劣る |
透水性バッグ(ドレーンバッグ) | 排水と回収を同時に実現 | 細かい凝集物が抜けることがある |
■ まとめ
「ろ布」は凝集処理における高精度で経済的なろ過資材として、多くの現場で活用されています。適切に洗浄・再利用することで、処理品質を保ちながらコスト削減にも寄与します。
他のろ過手段とも比較しつつ、現場の処理量や作業性、目的に応じた最適な資材の選定を行うことが、安定した排水処理の実現に不可欠です。
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