界面活性剤ー凝集処理しても流せないなら使ったろ
どうも、凝集剤のテスター小西です。
粉体凝集剤でよくある話ですが、界面活性剤の処理ができるかどうかで
すぐにあきらめてしまう人が結構いるんですよね。
実は私たちも水溶性の研削液(クーラント)を扱っていますが、
排水できない≠使えない
という事をお伝えしたいと思います。
こんなコスト削減もできるのか!!って情報ですよ!
凝集剤の限界点は?
まずここを知っておきましょう!
コロイドサイズならいけます!
そもそもコロイドって何なの?
って話ですが、大きさでいうと1nm
nmって何なんだ!!!!
という衝撃から始まります(笑)
ナノメートルと呼びます。
1メートルの1000000分の1のサイズですね。
これは無機と高分子を併用した限界で、高分子だけだと1μm(マイクロメートル)くらい
が一つの目安ですかね?
頭が痛くなってきました…
ざっくりと、お伝えしますね。
界面活性剤は先ほど言った大きさよりも小さいから処理ができないって話です。
ちょっと表現を変えると、
濁りのもとはとれるけど、透明な水の成分の除去はきつい
これを覚えておいてください。
凝集処理できないものには使えない?
ものは考えようですね。
この考えしか持てないのであればチャンスを逃している可能性があります。
なぜかというと、凝集処理は汚れと流せる水に分けることが
大きな目的ではありますが、他に使い方はないのか考えたことはありますか?
中には、
汚れが取れれば水はアルカリのままでもいい
洗浄液の中の汚れが邪魔だからそれだけ取れればいい
そんなお客様もたくさんいるのが事実です。
ここで疑問に思うことができたなら素晴らしいですね!
なぜ、水を流せるレベルにまで改善できなくてもいいのでしょうか?
そうです、再利用できるからです。
再利用ですよ!
捨てることがすべてではありません。
例えば、最初に私が水溶性の研削液を使っているとお話ししましたね。
水溶性の研削液を交換するタイミングと言うのは
研削速度が落ちてきたとき
汚れがひどくて使えなくなってきたとき
等です。
そもそも研削液としての効果がなくなってきたのであれば仕方ありませんが
汚れのせいなら、その汚れを取ってしまえばいいと思いませんか?
実際にそういった使い方をして研削液のコスト削減を行っている会社もあります。
これは研削液に限ったことではありません。
たまたま、事例として挙げただけで、
セメントの練り水
油の中の汚れの除去
等にも使用されているんですね。
もちろん廃水に困っていて、捨てるレベルまで改善したいのであれば
それができるかを考える必要があります。
私がここで言いたいのは、あなたが使うその廃水に
再利用する方法がないか?
を考えてほしい。
ただそれだけです。
色々な使い方があってもいいじゃないですか!
ちょっと試してみませんか?
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