【産廃コスト削減】ダイカスト用離型剤(水希釈タイプ)・バレル研磨廃水

2019-06-07

どうも、凝集剤.com水処理担当の小西です。
 
 
あなたは、次の事に当てはまりますか?
 
・ダイカスト用離型剤として水希釈タイプを使っている。
・離型剤をドラム缶にためて産業廃棄物として業者に委託している
 
両方に当てはまる?…
 
 
もったいない!!
 
 
水希釈タイプのダイカスト用離型剤の産廃コストは削減できます
 
 
では、産廃処理コストの削減について説明していきますね。

ダイカストに欠かせない離型剤

ダイカストとは、金型にアルミニウム合金などを高温で溶かして流し込むことによって、製品のベースを作る鋳造技術のことですが、金型から製品を取り出すために重要となるのが離型剤です。
 
その中でもシリコンエマルジョンなどの水希釈タイプのダイカスト用離型剤については、希釈倍率にも左右されますが、使用量が多く捨てる量も比例して多い傾向にあります。
 
産業廃棄物として処理する場合、ドラム缶にためて業者に引き取ってもらう場合が多いのですが、規模によっては毎月数十㎥(1㎥=1000L)の廃水が出ています。
 
ドラム缶1本が200Lですので、1㎥=ドラム缶5本
 
という事は、毎月ドラム缶50本以上の廃水が出ていることがあるという事です。
 
 
 
もちろんそんなに使っていない場合もありますが、産廃処理費用はそれなりの費用になるので、産業廃棄物のコスト削減は課題として残っていることが沢山あります。
 
 
 
ちなみに、
 
 
産業廃棄物の量が90%削減できるなら、興味ありますか?
 
 
 
興味の無い方はここでページを閉じていただいてOKです!
 
 
 
ここからは私の経験も含めて、凝集剤を使った廃水処理についてお話していきます。
 
 
よく相談を頂く、又は、コスト削減の実績として多いのがシリコンエマルジョンを希釈して使用している場合です。
水希釈タイプのダイカスト用離型剤と言われることが多いものですね!
 
この水希釈タイプの離型剤は工程によって、2倍希釈、20倍希釈、40倍希釈など、純水などで薄めて使用するのですが、「エマルジョン」と言うところがポイントの一つで、比較的簡単に凝集処理(水と汚れを分離)することができるものです。。
 
 
ちょっとだけ話を戻しますが、なぜ産廃量が多くなるのか…
 
答えは、水で希釈(薄める)からです。
 
 
仮に40倍に薄めた廃水の中で、捨てなければいけない量は、90%以上が原液成分で、200Lのうち5Lほどしかありませんが、水に薄まっているせいで200Lすべてを捨てなければいけない状況だという事がわかります。
 
 
と、いう事は、原液成分だけを取り除いて残りの190L程は排水できれば処理コストが90%以上削減できる!
※排水時は水質を確認し、各自治体の基準をクリアしている必要があります。
 
 
今、重要なポイントが出ましたので、もう一度。
 
 
原液成分だけを取り除いて処理するとコストが大幅に削減できる!
 
 
 
 
これができるのが凝集剤となります。
 
 
まずは、エマルジョン廃水がどのように凝集処理できるか、この動画を見てみてください。

見ていただいてわかるように、高濃度のエマルジョン廃液も、オイルフロックだけで、水と油汚れに分離してしまいます。
私の経験では5倍希釈程度であれば十分凝集処理が出来ています。
 
ちなみに見た目では凝集物は水の中の1/3程度の量に見えますが、ろ過して脱水すれば1/10以下の量にはなります。
産廃コストが90%削減できる理由がわかりましたね!。
 
 
 
そして、廃水に入れるのは凝集剤(オイルフロック)のみと言うのもポイントです!
 
 
通常、凝集剤としてアルミ系や鉄系の凝集剤を使った後に高分子凝集剤で処理をすることが多いのですが、入れる要を間違えるとpHが大きく酸に寄ったり、アルカリに寄ったりするので、硫酸や水酸化ナトリウムなどを使って中和処理を行います。
 
硫酸や水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)は劇物なので使い方を間違えると危険ですΣ(゚д゚lll)
そもそも、硫酸アルミニウムやエンテツで処理するにも添加量を間違えればうまく処理ができないのも事実。
それこそノウハウが必要で、慎重にやる必要がありますよね。
 
 
一方、オイルフロックは多少ざっくりな感じでもしっかりと処理ができます。
多少多く入れてしまってもしっかりと凝集できるところは喜ばれることの1つです。
 
 
 
百聞は一見に如かずなので、ぜひ試してみることをおすすめします。
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バリ取りといえばバレル研磨

ダイカストでできた製品をプレスして余分な部分を取ったとしても、どうしてもバリが出てしまうのはしかたがありません。

 

そこで活躍するのがバレル研磨ですね

 

バレル研磨では製品の表面を磨くことができますが、金属を磨くことで削ったカスが出てきます。

いくら水で処理しても、この金属のカスも細かくてなかなか処理するのが大変なもの…

 

だったらこれも凝集させればOKでしょ!!

 

と、言うことでオイルフロックが活躍します。
やはり見てみるのが一番ですので、次の動画をご覧ください。

どうですか?
凝集効果は一目瞭然ですね!!

 

バレル研磨排水処理に凝集剤(オイルフロック)を使う場合には1つだけ注意点があります。

 

防錆剤を入れてアルカリが強い場合

 

金属ですから、磨き上げた後のサビは困りもの…
ということで、防錆剤を入れることもあるのですが、何も気にせず入れすぎると、かなりアルカリが強くなります。

アルカリが強すぎると、オイルフロックでpHを落としきれない場合が出てくるので注意です。

 

8~9位の数値に押さえておくといいと思います。

 

防錆剤を入れる量を調整すること自体ちょっとした手間となることは確かなのですが、ここで使用量を抑えれば、防錆剤のコストも抑えられるうえに凝集剤で水処理もできるようになるので、
 
 
やらない手はありません!!

 

視野を広げると使い道が広がる

今回はダイカストの離型剤の処理をメインで考えていましたが、その後の工程を考えると、バレル研磨の廃水処理に使えることがわかりましたね。

 

こうやって、前後の工程を考えてみると、処理したい水のほかにも水処理が必要な場所って出てくることがよくあるんです。

 

ダイカストの離型剤の廃水処理だけだとそんなに多くいらないしなぁ…
と、思っていた場合には、その先のバレル研磨でも使うことができる!!

そうすれば、多くの水処理がオイルフロックだけでできるので、想定以上のコスト削減に繋がるというメリットが出てきます。

 

機械の洗浄廃液にも使えるかもしれないし、予定より排水量が多くなってしまった時の緊急対応でも使えます。

 

ぜひ視野を広げて、水処理コストの削減にご利用ください。

 

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