排水処理-処理できないのはなぜか・・・を考える①
どうも小西です。
タイトルの通りですが粉体凝集剤を使って処理が出来なかったのはなぜかについて
考えてみます。
だま…できてませんか?
粉体凝集剤を上手に使うポイントがいくつかあります。
それはある意味粉体であることのデメリットにもなることですが、
それをしっかりと理解しているかどうかで
・使用量が多くなる
・処理が出来ない
・買って損したΣ(゚д゚lll)ガーン
と言うことになりかねません。
では、粉体凝集剤を上手に買うポイントは何でしょうか?
それはたった2つです!
1.使用量(添加量)が適正であるか
2.混ぜる!しっかりとまぜる!!
(撹拌!かくはん!カクハン!!)
もちろん、その凝集剤が処理したい廃液(排液)に効果があるかが
一番ではありますが、使えるはずなのに使えないのは使用量と
撹拌!(かくはん)!混ぜること!
です。
その撹拌が十分であるかを確認する一つの判断基準が「だま」です。
料理するような人であれば天ぷらをするときに、コロモを作る際に
小麦粉のかたまりが出来て困る経験があるかと思いますが、それが
だま!
です。
ホットケーキを作るときもできたりしますよね!
この「だま」ってなんでできるか知っていますか?
「だま」は粉体特有のもので、水などの液体に入れると粉の表面だけ
水で反応しドロッとした膜(まく)ができ、内部は粉体のままになっている
状態のことを言います。
こうなると本当は100gでいいのに100gでできない!!なんてことになります。
うまくいくために120g…150g…やっとできた!(´▽`) ホッ
ってなりますけど、実際この場合は50g損してますからね(´;ω;`)ウゥゥ
規模が大きくなると数万~数十万と損をし続けてしまいますΣ(゚д゚lll)ガーン
だまを作らないために!
だまを作らずに、しっかりと混ぜて(撹拌して)処理することが最も
効率的でしっかりと効果を得る方法になりますが…
どうしたらだまを作らずにできるかを教えちゃいます!
まずはこの2つの動画を比較して見てみてください。
何かわかりました?
まずペットボトルでテストしている方は
強い撹拌と弱い撹拌
を行っていますね!これにはしっかりとした理由があって
強い撹拌は凝集剤の効果を最大限に発揮するために、素早く
しっかりと混ぜ合わせること。
次に弱い撹拌は強い撹拌でできたフロック(かたまり)を
くっつけて大きなフロックを作り上げることです。
大きなフロックは脱水がとても簡単になります。
しかし、よ~~~く見てみるともう一つ大きな違いがあるんです!
凝集剤を入れてから混ぜる!(ペットボトル)
撹拌した水の中に凝集剤を入れる!(機械でテスト)
これかなり大切なことです。
ペットボトルでのテストを見てそう思った方もいるかもしれませんが
1㎥(立米)とか2㎥の水…いや10L(リットル)の水でさえも
ペットボトル見たいに「バッシャバシャ」強く降ったり弱く降ったり
出来ないですよね(;^ω^)
テストではペットボトルで十分確認できるので、私自身もそうやって
お客様にみて驚いていただくことがあるのですが、やはり実機(大量の水)での
処理をするには、機械でやっているように、攪拌機などで水を撹拌した
状態に凝集剤を入れることがポイントです!
撹拌している状態は、すでに水の流れが出来ていて、しかも必ず
攪拌機を通過します!
攪拌機がプロペラのような形になっていればそこで塊も粉砕されやすく
なるわけです。しかも…
強い水流の中に入れるとだまになりにくい!!
細かいことを言うと温度とかでも変わりますが、ポイントはいかに撹拌するか
にかかっています。
他にもお話ししたいことがありますが、長くなるので今回はこの辺でm(__)m