凝集剤とは?
浄水工程で、濁り等を除去する為に用いられます。
もう少し簡単に言うと、水の中の汚れ(小さな浮遊物)をまとめて大きくし取りやすくするものです。
その汚れを取ることにより、水質の改善や透明度の改善、他にも産業廃棄物の量を削減によるコストの削減などの目的で使われます。
なぜ凝集剤が必要なのか?
答えは簡単で、汚れを大きくすれば簡単にアミでもすくうことができるようになるからです。
凝集剤は無機凝集剤、主にアルミ系(硫酸バンド(硫酸アルミニウム)やPAC(ポリ塩化アルミニウム))と鉄系(ポリ鉄(ポリ硫酸第二鉄)や塩化第二鉄)がよく使われております。
また有機凝集剤として高分子凝集剤が使われていますが、この高分子凝集剤(ポリマー)は浮遊物質の捕獲・吸着する力が強く、凝集物が大きく沈みやすいと言った性質を持っています。
凝集処理にはPACや高分子凝集剤での処理のほかにも、pHの調整などで苛性ソーダや硫酸バンドを用いて処理液を中性域に処理する必要があります。
凝集処理は、
工事現場で出る泥水や、コンクリート関連排水、食品廃水、工業廃水、染色排水等
色々な場所で行われていますが、それぞれの薬品の入れる量の調整やpH調整など管理の必要な事が多々あります。
そこで便利なのが無機凝集剤や高分子凝集剤が一緒になった粉末凝集剤です。
1剤で凝集処理とpH調整ができるため、大掛かりな設備でなくても簡単に使用できる、持ち運びも便利です。また場所を選ばずバケツや一斗缶等でも処理ができます。
もちろん向き不向きがあるので、状況に応じて使い分けですね。
弊社で取り扱っているのは無機系の粉末凝集剤です。
1剤で簡単に処理できるため、場所と大型設備が不要になります。
凝集剤についてわかりやすく説明しているページはこちら
⇒『凝集剤とは何なのか?5つのポイントでしっかりと理解する』