凝集剤サンプルの使い方|10gでできる凝集テストの手順・動画解説
500ccのペットボトルに排水を300〜400cc入れ、付属のスプーンで凝集剤を1杯ずつ入れて、よく振るだけです。添加量を計算する必要はありません。
用意するもの
- 500ccのペットボトル(空のもの)
- 試したい排水 300〜400cc
- 無料サンプル(10g)
- 付属のスプーン
スプーン1杯は約0.1〜0.2gです。10gのサンプルで何度も試せます。
テストの手順
- ペットボトルに排水を入れる。300〜400cc入れます。空間を残すのは、振ったときによく混ざるようにするためです。
- 凝集剤をスプーン1杯入れる。
- キャップをしっかり閉めて、強く振る。最初は強く撹拌します。
- 粒が見え始めたら、弱く揺らす。全体で1分程度が目安です。処理の状況によっては、長めに振っても構いません。
- ペットボトルを置いて、沈み方を見る。
結果の見方
しっかり反応していれば、10秒あれば十分に効果を確認できます。早いものは数秒で沈み始めます。
- 水の中に粒(フロック)ができている
- 粒がすぐに沈む
- 上の水が澄んでいる
この3つを確認してください。
効果が出ないときは
次の順に試してください。油分が乳化した排水でも、1分程度で反応が現れることがほとんどです。
- もう一度、しっかり振る
- 凝集剤をスプーン1杯足して、もう一度振る
- 1と2を繰り返して、変化を見る
少し混ぜただけで判断したり、足りないのに追加しなかったりすると、本来の効果を確認できません。
それでも難しいときは、お問い合わせください。処理前後の写真があると、状況を確認しやすくなります。排水を2〜4Lお送りいただければ、弊社で無料の凝集テストも行います。
テストのポイント
排水に合ったサンプルを使う
| 排水 | サンプル |
|---|---|
| 工事濁水、泥水(pH5〜10未満) | 水澄まいる(標準型) |
| コンクリート・セメント系の排水(pH10以上) | 水澄まいる(アルカリ型) |
| 油分を含む排水 | オイルフロック(U-02) |
pHが分かる場合は、確認してから選んでください。効果は排水のpHや性状によって異なります。水澄まいるは、排水のpHに応じて標準型とアルカリ型を使い分けます。オイルフロックは弱酸性〜アルカリ性で効果があり、もっとも効果が高いのは中性域です。
排水はよく混ぜてから取る
汚れが底に沈んだ状態で上の水だけを取ると、実際の排水より薄い水で試すことになります。
テスト後の水と凝集物の扱い
処理後の水の排水や凝集物の処分は、地域や現場の基準をご確認ください。アルカリ型は、入れすぎると処理水が酸性に寄ることがあります。流す場合は処理後のpHを確認してください。
現場で使う量を知りたいとき
スプーンでのテストは、効果を確かめるためのものです。現場で使う量やコストを知りたいときは、弊社にご相談いただくか、添加量や濃度の計算をご利用ください。
参考:排水300ccにスプーン1杯(0.1〜0.2g)で効果があった場合、濃度は次のとおりです。
- 0.1g ÷ 0.3L = 約0.33g/L(約330ppm)
- 0.2g ÷ 0.3L = 約0.67g/L(約670ppm)
これは簡易テストで入れた量の換算例で、製品の推奨添加量ではありません。スプーンの量には幅があり、実際にはより少ない量で効果が得られることもあります。
凝集剤の選び方や添加量の決め方を詳しく知りたい方は、ジャーテストとは?もご覧ください。