コンクリートノロの処理方法｜凝集剤で簡単・その場ですぐ処理！
コア抜き工事やカッター工事などで発生するコンクリートノロは、強アルカリ性の汚泥であり、そのまま排水することはできません。
環境保護や法令順守のためには、速やかで確実な処理が求められます。
そこで注目されているのが、凝集剤による処理方法です。水に溶け込んだ微細なセメント粒子を短時間で沈殿させ、きれいな上澄み水を得られる手法をご紹介します。
凝集剤を使うメリットとは？
通常の放置沈殿では、コンクリート粉末がなかなか沈まず処理に時間がかかります。
しかし、凝集剤を使用すると以下のメリットがあります：
- 微細な粒子を短時間で凝集・沈殿
- 上澄みは排水可能なレベルまで透明化
※排水可否は各自治体の基準を確認して実施してください - 作業の効率化と人手削減が可能に
- 強アルカリ性の水にも高い対応力
凝集処理の手順
- ノロをバケツやタンクに溜める
→ ノロだけを回収するのではなく、機械や工具の洗い水も含めて一緒に処理するようにしましょう。
洗い水にもセメント微粒子が含まれており、放流すれば環境負荷となるため、まとめて凝集処理することが重要です。 - 凝集剤「水澄まいる（アルカリ型）」を添加
→ 添加量はpHや濃度によって調整が必要です。詳しくは以下をご参照ください：
🔗 凝集剤の添加量・pH別使用量の目安はこちら - 攪拌する（最初は強く、徐々にゆっくり）
- 5～10分程度放置し沈殿を待つ
- 上澄みを排水 or 再利用、底に沈んだ凝集物を適切に処理
ノロが濃すぎるときの注意点
ノロの濃度が高すぎると、凝集剤がうまく作用しないことがあります。
その場合は水で希釈してから処理することで、凝集反応が安定します。
処理の様子を動画でチェック！
実際の処理の様子
凝集剤「水澄まいる（アルカリ型）」は1kgから購入可能！
初めての方でも試しやすい1kg入り。
少量でもしっかり効果を発揮し、小規模な現場やテストにも最適です。